少欲知足(しょうよくちそく)

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少欲知足 ~すでに足りていることを知る~
「少欲」と「知足」というのは、お釈迦様の最後の説法をまとめたお経「仏垂般涅槃略説教誡経(ぶっしはつねはんりゃくせっきょうかいきょう)」に出てきます。
 少欲も知足も、お釈迦様が最後の説法で、息を引き取る直前に弟子たちに示した教えで、「すでに足りていることを知りなさい」という意味です。たくさんの教えがある仏教ですが、お釈迦様の遺言であるこの言葉は、深く重いものです。
 お経に出てくるお釈迦様の言葉を現代の言葉に直してみると、以下のようになります。
「修行僧たちよ、知るべきです。欲の多い人は、多くの利益を求めるために、苦しみもまた多いのです。一方、欲の少ない人は、求めることもなく欲することもないので、欲の多い人のような憂いはありません。修行者たちよ。もし多くの苦しみや悩みから脱したいと願うのなら、足ることを知りなさい。知足の教えを知ることは、富楽安穏(ふらくあんのん)の場所に住むことことなのです。」